技術紹介
技術情報
ファインブランキングについて
『金属は高い圧縮応力(静水圧)下では延性が向上する』現象を利用した加工法である。
板押えに製品輪郭形状に沿ったV形環境突起を設け、板押えを加圧しながら、ダイを加圧上昇させると、突起は被加工材の表面に喰い込み材料内の圧縮応力が高まり、材料の延性が増大して変形がしやすくなる。
この状態で逆押えを作動させながらダイとパンチにより打抜きを行う。
FBダレ無し加工技術の開発
新しい技術を開発しました、 ダレが問題でFB化を断念しておりませんか?
新規開発技術でお手伝いいたします。
加工部品一覧
【概要】1970(昭和40)年代、ブレーキングシステムがディスクブレーキに変わり新しい生産方式として、ブランキングプレスの導入を進め、時代の要請に応えてきました。1973(昭和48)年ファインブランキングプレス導入、国内で初めてディスクバックプレートのファインブランキング製品を提案し採用される。現在21台のファインブランキングプレスが稼動しております。
自動車用ディスクブレーキ
【仕様】材質:SAPH400-440/SS400/SPFH590 等
厚さ:約4~20mmまで可能
生産数量:500万個/月産
【概要】自動車用ディスクブレーキ同様、ファインブランキングプレスにて加工製品になります。精密機械のファインブランキング化の技術は、コア技術として現在も精度を上げて発展しております。
自動車・建設機械用トランスミッション
【仕様】材質:SPCC/SAPH400/S50C 等
厚さ:約1.6~5mmまで可能
生産数量:60万個/月産
【概要】1975(昭和50)年代の「二輪車戦争」時代は安く良い物を要求された意識革命の時代でした。
エンジンスプロケット・スターターギアー等のファインブランキング化に成功し、オートバイ生産各社に納入しております。
ファインブランキングの技術は、エンジンミッション油圧機器部品コンプレッサーバルブプレートなどに発展しコア技術として更に発展しております。
自動車・オートバイ他用ギヤ部品
【仕様】材質:SPHC/S45C/SCM-415 等
厚さ:約2~8mmまで可能
生産数量:60万個/月産
【概要】国内最大FB1400トンによる極厚板の無切削化を可能にし、
コイニング(つぶし)、抜きダレ無しを可能にしました。
自動車用マフラーフランジ
【仕様】材質:SUS304-316L-409D/SS400 等
厚さ:約8~12mmまで可能
生産数量:10万個/月産
【概要】第二次大戦中、軍の砲弾箱などの軍需品の生産から戦後民需品の生産に転換、旧国鉄の車輌ブレーキ(制輪子)の生産を開始。
特急「こだま」「あさかぜ」にディスクパッドが採用され、現在、各社の新幹線に採用されております。
新幹線用ブレーキ部品
【材質】材質:SS400/SAPH400/SS41 等
厚さ:約4.5mm+補強板8mm 等
生産数量:5000個/月産
【概要】主に自動車用パーキングブレーキ部品、ラッチ・ラチェット・ギア部品等に使用されています。
爪部のチップレス化を実現し、曲げ強度を落とさず溶接歪み防止なども可能です。
その他複合加工
【仕様】材質:SAPH400/SCR420/SPHC 等
厚さ:約5~9mmまで可能
生産数量:10万個/月産